唇の皮むけをくり返す原因は?乾燥しないリップクリームのおすすめの選び方&リップケアを解説

年中ひどい唇の乾燥の原因は?唇荒れが治らない理由と基本のケアをチェック!

「リップクリームを塗っているのに、唇の乾燥が治らない…」

乾燥しやすい冬はもちろん、1年中なぜか唇が乾く…とお困りの方も多いはず。
実は日常のちょっとした癖や思いがけないケア不足が、唇の乾燥を招いています。

そこでこのページでは、唇の正しい保湿方法を詳しく解説。
さらにリップクリームの選び方や塗り方、今すぐできる唇の保湿テクまで詳しく紹介しています。

唇のひび割れを繰り返してしまう方は要チェックです。

【この記事の監修者】

三宅 真紀 先生

表参道皮膚科医 原宿本院 副院長
三宅 真紀 先生

2005年 関西医科大学医学部卒業、都内総合病院勤務(内科・皮膚科)
2007年 シロノクリニック横浜院院長に就任
2015年 表参道美容皮膚科 副院長に就任

レーザー治療・アンチエイチング治療のエキスパートで、4万例以上の美容皮膚科治療実績アリ。
テレビ・雑誌などのメディア出演、有名化粧品の開発など、幅広い分野で活躍中。
一人ひとりの悩みにアプローチする、丁寧で細やかなカウンセリングが厚く支持されています。

表参道美容皮膚科 原宿本院

保湿不足だけじゃない!唇が乾燥する原因4パターン

唇乾燥の原因:外的刺激、化学的刺激、物理的刺激、体調不良

唇の乾燥は空気乾燥や紫外線、摩擦やストレスなどの刺激で引き起こされます。

原因詳細
外的環境・外気の乾燥
・紫外線による日焼け
化学的刺激・化粧品や歯磨き剤などの刺激
・リップクリームや果物などのアレルギー
物理的刺激・喫煙、食事などの摩擦
体調不良・内臓の不調
・ストレス
・ホルモンバランスの乱れ
・血行不良

そもそも唇は他の部分よりも角質層が薄く、肌内部の水分を保ちづらい部分。
さらに角質を覆う皮脂を出す「皮脂腺」がないため、外部刺激を受けやすい部分でもあります。

空気の乾燥や紫外線、リップメイクや食事などの刺激を受け続けると、皮むけやひび割れにつながってしまいます。

また胃をはじめとする内臓の機能が弱っていたり、血行不良だったりすると、栄養が行き渡らず唇の乾燥を招きかねません。
(※参考:神戸東洋医療学院付属治療院)

女性は生理前後や妊娠前後のホルモンバランスの乱れで、急に唇が荒れることもあります。
(※参考:明日からできる!ホルモンバランスを整える9つの方法まとめ)

乾燥の厳しい冬だけでなく、1年中唇の乾燥を感じる方は体調面や生活習慣を見直すことを心がけてみましょう。

いくつ当てはまる?唇が乾くNG習慣をチェック

唇の乾燥を繰り返す方は、日常生活で唇が乾く習慣や癖がある可能性が高いです。

  • 唇を指で触る癖がある
  • 唇を舐めたり噛んだりする
  • 下地を塗らずに、そのまま口紅やグロスを塗っている
  • 食後に唇をよく拭かずに口紅を塗り直している
  • 辛い食事など、刺激の強い食品をよく食べる
  • 冷暖房が効いた室内に長時間いることが多い
  • 口呼吸になっている

前述のとおり唇は刺激に弱いので、唇を舐めたり噛んだりするだけで負担になります。
下地なしで口紅を塗ったり、食後に唇を拭かなかったりするのも、刺激になりかねません。

特に皮むけやひび割れで唇が荒れているときだけでも、上記の習慣を見直すことを心がけてみましょう。
屋内の湿度を40%以上に保つ」「鼻呼吸を意識する」など、乾燥の悪化を防ぐことが大切です。

【ガサガサ唇のケア】ワセリン・リップでの保湿が基本

唇の乾燥対策の基本は、リップクリームやワセリンでの保湿ケア

まずリップクリームを選ぶときは、潤いを閉じ込められる油性の保湿成分がおすすめです。
潤いを与えるセラミドや、肌の新陳代謝を高めるビタミンCが配合されているとさらにいいでしょう。

【リップクリームの選び方】

油性の保湿成分が入っているかチェック!

  • ワセリン
  • シアバター
  • ホホバオイル
  • スクワラン
  • はちみつ
  • セラミド

さらにリップクリームは、大きく分けて3種類あります。
乾燥だけでなく、唇の荒れやひび割れを改善したいときは注目してみてください。

リップクリームの種類効果・特徴
医薬品
(第◯類医薬品)
唇のひび割れの改善が期待できる
薬用
(医薬部外品、薬用)
唇の荒れを予防する
化粧品唇の乾燥を予防する

ちなみに1度使ったリップクリームは酸化して劣化するので、半年以内に使い切るのが望ましいです。

 

また唇の乾燥をしっかりケアするには、リップクリームの塗り方も重要。

【リップクリームの正しい塗り方】

リップクリームの塗り方手順
  1. 唇の汚れをしっかり拭き取る
  2. リップクリームを唇の縦じわに沿って塗る
  3. 指2〜3本でポンポンと30回ほどやさしく叩き込む

リップクリームを塗る際、左右に動かしている方が多いかもしれません。
ただ、唇のシワは縦にはいっているので、縦方向に塗ると保湿しやすくなります。

リップクリームを塗った後は、指を使ってやさしくポンポンとなじませていきます。
強く叩きすぎると刺激になって乾燥が悪化してしまうので要注意です。

さらに、リップクリームは1日に5回程度塗り直すことを心がけましょう。
特に「朝の洗顔後」「食事の歯磨き後」「入浴後」は乾燥しやすいのでしっかり保湿してください。

リップメイクの落とし方もひと工夫

リップメイクをクレンジングシートなどで擦って落とすと、摩擦ダメージでかえって乾燥が悪化してしまいます。

以下の手順でやさしく口紅を落としましょう。

  1. メイクリムーバーをコットンに含ませて、唇全体をやさしくオフ
    ⇒唇の形が歪まない程度が理想です
  2. コットンを半分に折り、口角にたまった口紅をオフ
  3. 最後に唇の縦じわに入り込んだリップをオフ

メイク落としの後は、リップクリームでしっかり保湿してください。

【リップクリーム以外の乾燥対策】身近なケアでひび割れ知らずの唇に!

学校や職場で今すぐできる身近な保湿ケアも、唇の乾燥対策に取り入れてみてください。

  • マグカップスチーム
    ⇒暖かい飲み物の蒸気で唇をうるおす
  • マスクを着用する
    ⇒マスク内の湿度によって唇を保湿できる
  • 唇のエクササイズ※
    ⇒唇の血行を整える
  • お腹を温める
    ⇒内臓を温めて冷えによる乾燥を防ぐ
  • 肌の新陳代謝を高めるビタミンB群が豊富な食事を摂る
    ⇒大豆食品、玄米、緑黄色野菜、肉類など
※唇エクササイズのやり方
  1. リップクリームを少し多めに塗る
  2. 唇を上下の歯でかるく挟み込む
  3. そのまま10秒キープして、パッと離す

乾燥が気になる冬の時期は、暖かい飲み物の蒸気を利用して唇を保湿しましょう。
マスクも息に含まれる水分が溜まるので、唇の保湿ケアにもってこいです。

冷え性の方は、唇エクササイズや防寒対策で血流の滞りを防ぎましょう。
血行の巡りが改善されれば、唇に栄養が行き渡り乾燥を防げるはずです。

偏りのある食生活になっている方は、新陳代謝を高める食品で唇を内側からケア。
乱れた角質層の入れ替えを期待できるので、ハリと潤いのある唇を取り戻せるでしょう。

リップクリームが効かない…治らない唇荒れは病気かも!

ケアしても全く唇の乾燥が治らない…という方は、以下のような病気の可能性も考えられます。

乾燥を引き起こす唇の病気例

  • 口唇炎
  • アレルギー性皮膚炎
  • アレルギー性接触性口唇炎
  • 口唇カンジダ
  • 口唇ヘルペス

また、特定のものに触れた時だけ唇が荒れる場合は、接触性のアレルギーの疑いがあります。

アレルギー性接触性口唇炎の原因物質の例
  • 柑橘類
  • マンゴー
  • パイナップル
  • ヤマイモ
  • シナモン
  • ナツメグ
  • コバルト(金属)
  • ニッケル(金属)
  • アマルガム(金属)
  • 金銀パラジウム合金(金属)

(参考:歯のアンテナ)

「炎症がひどく、出血を伴う」「強いかゆみや痛みを感じる」といった場合は、すぐに皮膚科を受診してください。

リップクリームなどのセルフケア用品を使用しても症状が一向に改善しない場合、皮疹やびらん、出血、亀裂などの症状を伴う場合、痛みが強い場合、唇以外の部位に何らかの症状がある場合には病院を受診することがすすめられます。

(出典:Medical Note)

皮膚科ではステロイド剤などの効果の高い治療薬を使うので、スムーズな改善が期待できます。

ガサガサ唇は空気の乾燥だけでなく、外部刺激や内臓の不調、ストレスなども原因。

基本の「き」である保湿ケアを徹底しながら、唇の乾燥を促すNG習慣を見直してみてください。

✔︎リップクリームの選び方

以下のような保湿成分が入っているかをチェック!

  • ワセリン
  • シアバター
  • ホホバオイル
  • スクワラン
  • はちみつ

✔︎リップクリームの塗り方

  1. 食後なら唇の汚れをしっかり拭き取る
  2. リップクリームを唇の縦じわに沿って塗る
  3. 指2〜3本でポンポンと30回ほどやさしく叩き込む

リップクリームを塗るときは、「唇のシワに沿って縦に塗る」「1日5回程度塗り直す」ことを意識してみてください。

さらにマグカップスチームや防寒など身近な保湿ケアも取り入れつつ、ひび割れ知らずの唇を手に入れましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

Lico

WEBディレクター・ライター。 複数の女性向け/男性向け美容メディアの立ち上げ、運営に参加。 「ユーザーにとって最善の選択を」をモットーに、日々コスメやスキンケア情報を研究。 コスメ薬事法管理者、化粧品検定1級を取得し、現在は化粧品成分検定1級、薬事法管理者を猛勉強中。